終末期医療の『 事前指示書(アドバンス・ディレクティブ) 』
0

    JUGEMテーマ:緩和ケア

     

     

     

     

    終末期医療(人生における最終段階の医療)について。

     

    いま、終末期医療について考える際に、

     

    「事前指示書(アドバンス・ディレクティブ)」と

     

    「アドバンス・ケア・プランニング」の

     

    2つのキーワードがあります。

     

    今回は、「事前指示書」について触れてゆこうと思います。

     

    「事前指示書」とは、

     

    終末期医療の治療方針やその医療代理人の選定を

     

    書面に書き記したもの。

     

    もう少し詳しく言うと

     

    「昏睡状態や重度の認知症などで

     

    自分自身で意思表示ができず、

     

    医療行為について、意識がはっきりしているうちに

     

    受けたい医療行為、または受けたくない医療行為を

     

    表明しておくこと」。

     

    ぼくは、この「事前指示書」は事前に準備したほうが良いと考えています。

     

    書き記すためには、「医療の知識」は、不可欠となります。

     

    また、家族など、親しい人、大切な人との共通認識は、必要です。

     

    事前にお互いで話し合っておくこと。

     

    もちろん、「気が変わること」もあるでしょうから、

     

    内容の定期的な見直しも大切です。

     

    さて、

     

    この「事前指示書」、医療・看護・介護側は、

     

    どう捉えているのでしょうか?

     

    **************************************

     

    『 人生の最終段階における医療関す意識調査 』

     

    という厚生労働省の報告書あります。

     

    人生の最終段階における医療 の普及・啓発在り方に関する検討会

     

    平成 30 年 3 月


     

     

    質問;

     

    ★ あなた(あなたの施設)は、担当される死が近い患者の医療・療養について

     

      本人と十分話し合を行っていますか?


    ※患者の意思が確認できない場合は、

     

     本人に基づて 家族等と話しあっていますか。

     

     ⇒ 患者本人との話し合いを「十分行ってる」・ 「一応行っている」の合計

     

       医師 65.1% / 看護師 61.3% / 介護職員  55.7%

     

       病院 87.5% / 介護老人福祉施設 94.1% / 介護老人保健施設  89.4%

     

     

    ★ あなたは患者が医療・療養の選択について

     

      意思決定できなくなった場合に備えて、どのような医療・療養を受けたいか

     

        あるいは受けたくないか、かわりに誰に意思決定してもらいたいか

     

        あらかじめ記載する書面(事前指示書)を用いることを勧めていますか。

     

        ⇒ 事前指示書の利用状況について

     

       「特に書面は用いていない」

     

       医師 52.9% / 看護師 50.5% / 介護職員 43.2% と最も多い。

     

       病院 49.0% / 介護老人保健施設 49.3% と最も多い。


       次いで医師・看護師の場合は、

     

       「患者・家族等から相談があった時に勧めている」が多く、

     

       介護職員では「人生の最終 段階の患者に限らず勧めている」が多い。

     

       介護老人福祉施設では、「施設の方針として用いる」が最も多く49.0% 。

     

     

    *****************************************************************

     

    さて、この意識調査の結果を受けてどのように考えますか?

     

    「医療・介護」側が「「事前指示書」を用意して用いていないということでしょうね。

     

    そして、ほとんどの場合、「話し合いはしている」ということです。

     

    ただ、「話し合いはしている」が最も多いのですが、

     

    ACP(アドバンス・ケア・プランニング)に関しての

     

    結果は、びっくりする内容でした。

     

    「じゃあ、話し合っているって、どういうこと?」って、感じです。

     

    ちょっと、触れると、

     

    「実施していない」・「実施の検討をしていない」が

     

    もっとも多いのですから。

     

    (ACPについては後日書きますね。)

     

    ですから、いいえ、

     

    それでも、「自己防衛」としては、

     

    自分で準備しておいたほうがよいでしょうね。

     

    特に「LGBT]や「内縁関係」の方については、

     

    「医療代理人」の指定は、非常に重要ですね。

     

    公正証書での作成がベターでしょう。

     

    本人(患者)・家族等・医療介護の双方の

     

    意識と知識と実施のギャップは案外大きい。

     

    そのギャップを埋めるのが、「課題」なんですね。

     

    ぼくの「終活」の活動を通して、

     

    終末期医療について、

     

    一般市民の方にもっと身近に考えていただけるように

     

    活動をしてゆきたいと考えています。

     

     

    **********************************************************

     

     

    終活トータルコーディネート 『ライフ・イズ・ワンダフル』

     

    http://www.lifeiswonderful.link/

     

    「終活の普及活動」をしています。

     

    ご相談はお気軽にどうぞ。

     

    メール:message@lifeiswonderful.link

     

     

    posted by: 立石 浩一 | 終末期医療 | 21:29 | comments(0) | - |
    スポンサーサイト
    0
      posted by: スポンサードリンク | - | 21:29 | - | - |