「ボケて」いたんじゃ、なかったんだ。
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    2014年4月、

     

    88歳の誕生日の日に

     

    父と母の新婚旅行先だった、

     

    熱海の温泉に旅行に行きました。

     

    その父も翌年10月に亡くなりました。

     

    ぼくには、大切な想い出の旅行になっています。

     

    初めてで最後の親孝行だったんです。

     

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    父は、生前、85歳の頃だったと思いますが、

     

    長年勤めていた会社まで自転車で様子を見に行ったそうです。

     

    八王子・南大沢から川崎の溝の口までです。

     

    日ごろから自転車で多摩ニュータウン内を「散歩」していた父です。

     

    母から聞いたことですが、

     

    午前中早めに出かけ、

     

    翌朝に帰ってきたそうです。

     

    遅くなっても帰ってこなかったので

     

    母は、「捜索願」を出しました。

     

    父は、もちろん

     

    「カラダ」は、それなりに衰えてはいましたが、

     

    年齢の割には、「アタマ」はしっかりとしていましたが、

     

    ぼくは、そのときは、

     

    「ボケ」ていたんじゃないのかな?

     

    と思っていました。

     

    よく、「徘徊」とか、

     

    「目を離したときにいなくなって、行方不明」」とか。

     

    でも、先日、

     

    「認知症サポーター要請講座」を受講して、

     

    気がつきました。

     

    午前中早めに出かけたということは、

     

    以前から「計画」をしていたということ。

     

    電車通勤長年していましたが、

     

    道順くらいは、わかっていたでしょう。

     

    ただ、体力的に追いつけなかったので、

     

    時間がかかってしまったんでしょうね。

     

    でも、

     

    長年勤めてい会社は、

     

    もうそこには「なかった」。

     

    父は創業メンバーでしたが、

     

    「移転」、もしくは、「なくなった」ことについては、

     

    何の連絡もなかったようです。

     

    かなり「ショック」だったんじゃないでしょうか。

     

    寡黙な父なので、

     

    どのような「想い」だったのか、わかりませんが。

     

     

    そろそろ三回忌です。

    posted by: 立石 浩一 | 介護・認知症 | 15:29 | comments(0) | - |